katonobo’s blog

プログラミング✖️暗号通貨✖️創作✖️思いつくこと徒然

創作

草原のバーテンダー

風がよく通る場所だった。 細い山道を車で進む。 険しい山合いを進むと、ふと気が抜けたように草原が広がった。 車を止めて、外に出る。 空気は涼しい。 背の低い高山植物がなびき、風の方向を教えてくれる。 バーテンダーはそこにいた。 彼は、雑居ビルにひ…

動物園のメリーゴーランド

地方の寂れた動物園、そのなかで、まるでレストランでステーキを頼むと必ず添えられるニンジンのように、園内の端に遊園地が設置されている。 オオカミはずっと同じところをウロウロし、ペンギン達が水に潜るか迷っている間、遊園地の乗り物達は誰がか遊びに…

不眠不休な大人たち

ディレクターのKは頭を抱えていた。テレビ局に勤めるKは、上層部から、新番組の企画を依頼されていたが、ライバル局に負けない番組になるような、パンチの効いたアイデアが浮かんでこなかったのだ。 みんな、徹夜が何日も続いた。そんな状態での第一回の企画…

夢食うバク

とある研究所が、バクが本当に人の夢を食べる事を発見した。そこで、その研究所はバクの品種改良をし、人の悪夢だけを食べるバクを作り出した。この悪夢を喰うバクは、寝ると悪夢にうなされる睡眠障害者や、悩める世のエリート達にとても重宝された。一家に…

筋トレ啓蒙運動 三匹の子豚

ある仲の良い三匹の子豚がいました。 彼らは、それぞれが独り立ちをするため、家を建てることにしました。 一番目の子豚は、軽くて運びやすいワラの家を建てました。 2番目の子豚は、丈夫な木の家を建てました。 3番目の子豚は、レンガの家を建てました。 …

いい話

とあるバーで、男が一人でウイスキーを飲んでいた。彼は人生の成功者で、その才能は素晴らしいものだった。彼はバーの女性アシスタントにこんな話をした。「まだ私が貧乏学生だった時、ある寒い日にサンタクロースに出会ったんだ。彼は私に、何か欲しいもの…