katonobo’s blog

創作、プログラミング、思いつくこと徒然

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夢食うバク

とある研究所が、バクが本当に人の夢を食べる事を発見した。そこで、その研究所はバクの品種改良をし、人の悪夢だけを食べるバクを作り出した。この悪夢を喰うバクは、寝ると悪夢にうなされる睡眠障害者や、悩める世のエリート達にとても重宝された。

一家に一匹キュートなバクを。上流階級はこぞってバクのいる生活を優雅な象徴に変えた。

しかし、ここから本当の悪夢が始まる...。

悪夢ばかりを食べたバク達が、その悪夢の影響からか、どんどん凶暴化していったのである。

金融機関に勤めるジェームズが、仕事から帰り、玄関を開けると、居間のテレビの明かりが漏れていることに気がついた。ジェームズは不思議に思った。今日は大分残業が長引いたから、いつもなら家族はもう寝ている。

ただいま、と居間に行くと、そこにはテレビの方をじっと向いているペットのバクがいた。口をもぐもぐしている。
ジェームズは、なんだお前か、と言って、居間の電気をつけた。脅かさないでくれよ。
まだテレビを見ているバクに近づき、バクを持ち上げた。そして、そのままバクをカゴに戻そうとした。しかし、なんでカゴに入ってなかったんだろう?すると、バクがクビをぐるんとひねり、ひくひくと口を動かした。口が、にちゃーと開いた。見るとそこには、人間の髪の毛が絡まっていた。

バク達が復讐が今始まる!

終わり。