katonobo’s blog

プログラミング中心の雑記ブログ

漫画の表現方法はまだまだ色々広がる余地がありそうな件

最近驚いた話に、漫画をチャット小説化して掲載するというニュースがありました。

 

prtimes.jp

 

週刊誌やコミック漫画に慣れ親しんだ人からすると、なんでこんなことするの?と思うと思います。僕も最初は意味不明でしたが、考えていくと、なるほど、ありだなと思うようになりました。

 

漫画は時間軸、行間などイマジネーションを多く要求するコンテンツである

漫画好きは、大好きな漫画がアニメ化が決まって喜んだ経験が何度かあると思います。そして、実際にアニメが始まって後に、落胆した経験もあると思います。それは

 

思ってたのと声が違う

 

自分の中で、漫画の主人公はストーリーを読んでいるうちに声がなんとなく決まっていて、それがアニメになった時想像していたのと乖離して起こる現象です。声優さんは可哀想ですが、このギャップは多くの人に生じると思います。

しかし、これって考えてみると、自分の脳内で、キャラクターの声を想像力で生み出していることに他なりません。いわば、漫画に存在していない声を自分の力で補完しているともいえます。

実は、漫画にはこのような自分の力で脳内補完する要因が多く存在します。

先日、ジャンプ展にいったんですが、その時もハッとしたことがありました。

それは、スラムダンクの展示コーナーで、漫画でも最高に盛り上がるシーンがコマ切れでアニメのように流されている展示物がありました。そして僕がハッとしたのが、一緒に観に言った人が、その動画が流れていた時に言ったセリフでした。

 

「そうそう、まさにこのスピードでどんどん読んじゃったよね」

 

漫画は読む時に、人それぞれ読むのが早い遅いがあります。

漫画読むのが早い人は本当に早いです。しかもちゃんと読んでます。僕はそこまで読むのが早くないのでいつも不思議です、あれはなんなんだろうか?

そのジャンプ展の動画のコマのスピードは、僕が当時読んでいたスピードと比べると、圧倒的に早かったのです。むしろ、僕は週刊誌で読んだ当時は、そのシーンをものすごくじっくり読んでいました。だから、その動画に違和感を感じたのですが、一緒に行った人は、その動画のスピード感で週刊誌でも一気に読んだのでしょう。そしてそれが正しいような気もしました。

つまり、漫画は、自分で気づかない内にストーリーを読むスピードすらも自分がコントロールしているわけです。もし漫画が持つスピード感と自分の読書の速さがずれていたら?おそらく面白さが少し失われる可能性だってあると思います。

 

以上のように、漫画は、実は読者に多くのことを要求するコンテンツなのです。

 

もし漫画が進化して、読むスピードをエスコートしてくれたり、声を補完してくれたらどうでしょう?そんなの漫画じゃないと言う人もいるかもしれませんが、僕はそちらの方が間違いなく楽ではあると思います。

つまり、今回のニュースを見て、漫画はこれからさらに読者に優しい形を模索し進化する可能性があると思ったのです。

そして、もしそれが叶った時は、日本の漫画は万国共通の娯楽になると思います。

日本の伝統芸能を見たときって、知識が全くない現代人は解説が必要ですよね?漫画も、解説だったり補助がないと海外では高コンテキストすぎると思っています。さらに言うと日本人の読者にすら求める要求水準が高いと思います。もしこの水準を下げることができれば、世界が日本の漫画に熱狂するはずです。その時が自分は本当に楽しみです。