かとのぼのマイコード・マイライフ

個人開発者かとのぼのプログラミングと雑談のブログです。たまに読書と銭湯も

「偏る」ことの危うさについて考えた

心の偏り

杉の花粉のピークが去って、皆さんだいぶ花粉症も落ち着いてきたようです。

ところが私はヒノキ花粉もアレルギーで、まだしばらく花粉症に悩ませるような状態です…。今年は本当に辛い…。

植林の偏り

世界中に花粉症で悩む人はいるようですが、特に日本でこれだけ花粉症が深刻なのは、戦後の森林伐採ではげ山が増えたため、その対策としてスギやヒノキが多く植えられたからです。

森林・林業とスギ・ヒノキ花粉に関するQ&A:林野庁

スギ人工林の面積は448万haで森林面積2,508万haの18%、ヒノキ人工林の面積は260万haで森林面積の10%を占めています。

 林野庁によれば、スギとヒノキで日本の森林の3割を占めているそうです。

これらの木が成長し、ちょうど花粉を多く飛ばす時期に入っているので、年々花粉症が酷くなるのです。

さて、それで今回思ったことなんですが、何か問題を解決するために偏ることってすごく危ういなということです。

スギとヒノキを大量に植林していた当時は、こんなに花粉症に多くの人が苦しむなんて思っていなかったと思います。つまり、想定外のことが起きたのです。歪みが起きたと言っても良いかもしれません。特に自然はメカニズムが大変複雑ですので、偏ると思いがけない副作用が起きることがあります。

ヴィーガンの偏り

最近、完全菜食主義の「ヴィーガン」のyoutuberが、実は魚を食べていたとして炎上しました。

ヴィーガンYouTuber、魚を食べていたことがバレて炎上 | netgeek

ヴィーガンは1944年にイギリスで生まれた言葉だそうです。意外に歴史があって驚きました。食事を完全に野菜だけにする活動で、最近では日本でもゆるいヴィーガン的食事をしている女性とかを見かけます。

今回の記事では、ヴィーガンを貫こうとしたら体調に異変が起きたので実は肉や魚を食べていたということです。

これも、野菜という栄養だけに偏ったために体調を崩しています。普通の発想ならまぁ具合悪くなるだろうなと思いますけど、人は信じてしまうと冷静な判断がしづらくなりますよね。

絶対的な正解を求める思想

こういう「偏り」を生む背景には、物事に絶対的な正解があるという考えが潜んでいると思います。

つまり、スギやヒノキの植林なら、植林にはスギやヒノキがベストだと決めて皆んなが同じ行動をとったために起こりましたし、ヴィーガンは、野菜こそ体には絶対に適していると考えているからです。動物を殺して食べることが悪いからという考えもあるようですが、大前提はヘルシーな食事こそが体に良いという思考があります。

けど本当はこの世界にはおそらく絶対的な正解なんてものはなくて、必ずメリットデメリットが存在するのだと思います。

ですから、偏りをできるだけ減らしてバランスを取ることが大切なんだと思います。 

完全食という偏り

実は「完全食」という発想も「偏り」だと私個人では思っています。

完全食とは、健康を維持するために必要な栄養をすべて含んだ食品、あるいは食事のことを指します。

完全食 - Wikipedia

理屈ではこれだけ食べていれば生きられるよ、ということです。

けど、その発想自体が「偏り」だと思っていて、人って体調やその人間によって差異があるはずです。それを平均的なデータの食事で当てはめるのは無理があるのではないかと思うのです。一部食事に取り入れるのは良いと思いますが、信頼しきらない方が良いと思います。「栄養の偏りを無くす」という発想がすでに一部偏りを生んでいるのがなんとも皮肉な感じがします。

 

結局、偏りを無くすには様々な要素を取り入れてバランスをとる以外とないと思います。絶対的な正解はないので、分散させましょうという話でした。