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上橋菜穂子「獣の奏者」のレビュー【書評】

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 獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)

上橋菜穂子のファンタジー小説「獣の奏者」を読んだ感想とレビューです。寝るのも忘れて読みふけってしまいました。

「獣の奏者」とは?

獣の奏者は、上橋菜穂子さんのファンタジー小説です。

物語は、エリンという一人の少女の壮絶な経験と王国の運命を追う話です。

著者の上橋菜穂子は「精霊の守り人」が有名ですが、「精霊の守り人」の次の作品がこの「獣の奏者」です。

「リョザ神王国」と呼ばれる異世界の地を舞台とするファンタジー巨編。運命に翻弄される少女・エリンを軸に人と獣の関わりを描く。『I 闘蛇編』『II 王獣編』『III 探求編』『IV 完結編』の全4巻から構成される。

物語は、戦う蛇「闘蛇」の村から始める闘蛇編から始まり、全4巻の構成です。

加えて外伝が一つあるので、外伝も合わせると5巻です。

壮絶な人生を送る少女エリンが逞しく成長する姿を追う

この物語の醍醐味は、主人公の少女エリンが成長する姿だと思います。

物語の始めの圧倒的な理不尽に晒されて母を失い見知らぬ土地で暮らすという弱い立場から、どんどん国をも動かせる強大な力を予想せずに手に入れその責任から苦しみ、最後には覚悟を決めて行動するというその苦悩と決断の過程が読んでいてリアルで感情移入してしまいます。

ここがこうやって繋がるのか!という驚きもあり、本当に凄い小説だなぁと感動してしまいました。

もちろん、上橋菜穂子のファンタジーの世界観が圧倒的にリアルであるから可能な描写です。

「闘蛇」と「王獣」という全く私たちの世界にいない動物が物語の根幹に位置し、その生態が物語のキーとなるのですから、全く恐れ入ります。

私は上橋菜穂子が描く戦闘のシーンが好きなのですが、この「獣の奏者」も大規模な戦闘シーンや個人での戦いなど、様々なタイプのバトルが描かれて本当に満足でした。

「精霊の守り人」の時もそうだったんですが、この「獣の奏者」も夜寝ることを忘れて読んでしまいました。

上橋菜穂子さんの小説を読むときはスケジュールに余裕がある時にしないと読むのを止められなくて私生活に支障をきたしてしまいます。うれしい悲鳴です。

本当に大好きな本に出会った時の読書というのは、子供時に感じた「寝なきゃいけないのに今は寝たくないあのワクワク」な気持ちになれるので素敵です。

ファンタジー小説が好きな方はぜひ手にとって読んでほしいと思います。

「獣の奏者」は文庫、単行本、電子書籍でAmazonで購入できる

「獣の奏者」は文庫、単行本、電子書籍で購入できます。私は電子書籍で購入しました。おすすめは電子書籍です。理由は、電子書籍が一番お買い得料金だからです。手元に置きたいなら文庫もあります。

 

<電子書籍>

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獣の奏者(1)闘蛇編

 

<文庫>

獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)

 

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www.katonobo.com

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