katonobo’s blog

プログラミング中心の雑記ブログ

次のレールスプリッターは何だ?

「レールスプリッター」と言う職業がかつてアメリカにはありました。

レールスプリッターとは、英語で「the Rail Splitter」と書きます。その名の通り、鉄道の枕木を作り、設置する仕事でした。1800年代のアメリカは、まさに鉄道時代。アメリカ全土に鉄道網を設置していて、こんな専門職が生まれたのです。

私がレールスプリッターと言う職業を初めて知ったのは、リンカーン大統領のあだ名がこの「the Rail Splitter」だったためです。リンカーンは様々な職を転々とした時に、このレールスプリッターの仕事をしたことがあったそうで、このあだ名はそこから由来しているそうです。

The Railsplitter | Lincoln's Writings

 

私が驚いたのが、こんな仕事が昔はあったのか!と言うことと、条件が揃えば、職はいずれ消滅するのだなと言うことです。

レールスプリッターに関していえば、当たり前ですが鉄道が新たに敷かれなくなれば仕事はなくなるので消滅します。

身近な例では、切符切りがいなくなったのも機械に代替され、切符を切ると言う仕事がなくなったからです。

つまり、仕事の偉大さとか崇高さとか、意義とか、社会的な影響力とかは一切関係なく、やることがなくなれば仕事は消滅するのです。

これは当たり前な話ですが、僕らが暮らしている中でひっそりとこの現象が起きているので、認識しづらいです。

もし、銀行業務が全て自動化されれば銀行マンは消滅しますし、アマゾンなどが開発している無人コンビニが普及すれば、レジ打ちの仕事は消滅します。また、恐ろしい点は、この仕事の消滅はおそらく先見性を持って見抜くのが非常に難しい部類の属性のものだということです。つまり、今は絶対になくならないだろうと思っている仕事も数年後には消滅している可能性があります。

 

仕事がなくなることで絶望する必要はあるのか?

ところで、レールスプリッターで職を無くした人はどうしたのか?レールスプリッターの仕事が消滅して絶望して自殺したのか?

まぁほとんどの人はしてないですよね。違う仕事に移ったでしょう。

最近機械が人の仕事を奪うと危惧している人がいますが、これと同じです。多くの人はその仕事がなくなれば別の仕事に移るだけです。そしてその仕事があったことすら忘れます。

今世界で誰がレールスプリッターを懐かしみ、バーでウィスキーを傾けたり、復活させようと思っているでしょうか?

 

仕事の消滅はいくらでも起こる。そして何事もなく忘れられる。それでいいのです。

 

次のレールスプリッターは何でしょうか?